こんにちは長濵工舎です♪
今回はコンクリートの玄関アプローチについて解説していきたいと思います。
↓こちらが以前のアプローチです。
石畳で風流ではあったのですが、歩きづらさがあったのと今後介護で車椅子を使用するという理由で、平坦なアプローチをご希望されました。
↓施工中です。木枠で型を作成しコンクリートを流し込んでいきます。
↓完成です。前方に見えるのは門です。
↓こちらが玄関側です。
車椅子がスムースに通れるよう玄関付近はポーチと同じ高さにし、滑りにくい”刷毛引き仕上げ”にしました。
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今回は車椅子仕様の玄関アプローチの為、平坦でシンプルな土間コンクリートとなりましたが、土間コンクリートには大きく分けて下記の4種類があります。
1,金鏝仕上げ
表面をスベスベにする仕上げ方法です。
メリット・・・・・ホコリなどゴミが掃きやすく掃除がしやすい。
デメリット・・・雨の日のサンダル履きなどは滑ってしまう事があり、特に雪が少し積もった時などは危険です。又、仕上げのムラが出やすく、技術の無い左官屋さんは見ればすぐ分かってしまいます。
2.刷毛引き仕上げ
ホウキで掃いたような刷毛目(はけめ)をつけた仕上げ方法です。
メリット・・・・・雨の日でも滑る事はほぼありません。仕上げのムラが出にくい。
デメリット・・・細かい溝があるためホコリなど掃除しにくい。
3.洗い出し仕上げ
コンクリートが乾ききる前に表面を洗い流す事により、コンクリートに入っている砂利を見せる仕上げ方です。
メリット・・・・・色鮮やかな砂利の仕上げにすることが可能で、尚且つ滑りにくいという利点を持ちます。
デメリット・・・・費用は少しプラスになります。
4.スタンプコンクリート
生コンクリートの上に色粉を撒き、まだコンクリートが柔らかいうちにゴム板のスタンプで型押しする工法を言います。
メリット・・・・・とても見栄えの良い仕上がりになるばかりでなく、実際にタイルを貼り付けるよりも安価にて施工できることが多いです。
デメリット・・・・工事金額が高額となります。車などの重量物が高頻度にて通行するような場所では、次第に色が薄れたりコーティングが落ちる可能性があります。
一言で土間コンクリートといっても大きく分けて4種類ありました。見栄えや後のメンテナンス・実用性や費用の面を考えた上でお選びいただくのが良いかもしれません♪